こんにちは!Satokoです。
フレンチネイルはネイルの中でも究極の美だと、ネイリストとして思うのです♡
すらりと伸びた指先に血色のいいベージュピンクのネイルプレート、そしてその先には美しいラインを描く真っ白なフレンチライン。
素敵ですよね♡
Jams.TV
でも誰もがそんな指先になれるわけではなく…。実際ハンドモデルさんぐらいしかそんなに綺麗な指先をしている方はいません。
そこで今回は、セルフでネイルをするときに気をつけたい美しく見えるフレンチの描き方、そして短くてもダサく見えないフレンチの描き方をご紹介したいと思います!
そもそもフレンチネイルとは
フレンチネイルと聞くと、フランスが発祥なのではないかと思われがちですが、実はアメリカが発祥といわれています。
おしゃれに敏感なフランス人女性の多くは、自然体のネイルが健康的で美しいと考えており、ネイルにカラーリングをしたりアートを施したりをする習慣がありませんでした。
その自然体の美しいネイルを見たアメリカの方が、フランス人のシンプルで美しい素のままのネイルを真似てデザインを施し、フレンチネイルと呼ぶようになったのが始まりといわれています。
まさに「シンプル・イズ・ベスト」の発想から生まれたデザインですが、今ではラメやストーンなどのパーツとの相性の良さから、様々なデザインへと発展していきました。
なぜハンドモデルさんは綺麗に見えるのか
なぜハンドモデルさんの爪先はあんなに綺麗に見えるのか?それは爪のピンクの部分(ネイルベッド)が長いからです。
ネイルプベッドが長い人は、白い部分を短くカットしても、そもそもが長いので衛生的で美しく見えます。
たまに爪を長く見せたいからと、ピンクの部分が小さくて爪の先端の白い部分の面積ばかり伸ばしていく人がいますが、それでは美しい爪とは言えません。むしろ「爪の裏側にゴミ溜まりそう…」と悪印象を与えかねません。
自爪は育つ
生まれつきピンクの部分がさほど長くない人の方が多いです。だからハンドモデルという職業がマイナーな職業として位置づけられていると思うのですが。
かといって諦める必要はありません!実は自爪は育成できます♡ピンクのネイルベッドを伸ばしていけるんです!
ネイルベッドは皮膚と爪がくっついている箇所。先端の白い部分(フリーエッジ)は皮膚と爪がくっついていないから白濁した色に見えいるのです。ネイルベッドを育てるには、皮膚と爪の接着面を増やしていく必要があります。
自爪育成の習慣のポイント
爪はとても繊細で、実は少しの刺激で弱ってしまうんです。なので自爪を育てていくには習慣化が必要です。
(1)爪を伸ばしすぎない、短くしすぎない
伸ばしすぎると先端に圧がかかったり必ずどこかにぶつけたりして爪にダメージを与えてしまいます。短いと深爪になってしまって、ピンクに部分が皮膚から剥がれてどんどん小さくなってしまいます。
(2)爪の先端を極力使わない
シール剥がし、リモコンの電池の蓋を開ける、髪を洗うなど、通常は爪先でやってしまう動作を極力避けましょう。代わりに他の道具を使ってシールを剥がしたりしましょう。
(3)とにかく保湿する
保湿は何よりも大事です。特にこれから寒くなるので保湿はしていきましょう。ハンドクリームやオイルを日中つけるのはベタつくから嫌だと思う人は、化粧水をつけましょう。主婦の方はシンクの近くに化粧水のポンプボトルを置いておくと水仕事の後でもすぐに保湿できます。そして夜寝る前にしっかり保湿クリームやオイルを塗りましょう。
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プロ野球のピッチャーも使うほど爪を強化し、ピンクの部分を伸ばしてくれる最強オイルです!
今すぐにハンドモデルのようなフレンチがやりたい人は
そんなに気長に自爪育成やってられない!でもハンドモデルみたいなネイルがしたい!という人はネイルサロンで「バーチャルフレンチネイルがしたいです」と言えばOKです♡バーチャルフレンチとは、スカルプチャーでピンクの部分を長く作り、その先端に白い部分を作っていくという技術です。
もしくは、スカルプは高いのでジェルでなんとかしたい場合は、ピンクベージュを一色塗りして、その上から少し細めに白でフレンチを描いてもらうとバーチャルフレンチの完成です♪

さまざまなフレンチデザイン
今ではさまざまなフレンチネイルのデザインがあります。王道の王道は上の写真のようにクリアと白です。王道から派生したフレンチネイルは、いろんなカラーでフレンチラインを描き、多くの場合フレンチラインにラメを引くことが多いです。ストーンなどでもアレンジします。以下に例を少しご紹介します。
カラーフレンチ
逆フレンチ
inails
フレンチの部分とクリアの部分の面積が通常の逆になっているので、逆フレンチと呼びます。逆フレンチの場合はカラーの中にデザイン(マーブル、ボーダー、チェック、花柄など)を描いて華やかにしているものが多いです。
真っ直ぐフレンチ、斜めフレンチ
これらも含め、フレンチネイルは根元がクリアなので伸びてきても自爪との境目が分かりにくく、ワンカラーで根本から塗るよりも長くネイルが楽しめると考えられています。
なぜフレンチがダサく見える人がいるのか?
さて、私個人の見解ですがこのようなフレンチネイルデザインはダサいです。やはりフレンチは白とクリア!これに限ります。そしてラメもストーンも要りません。
ネイリストとしてフレンチのオーダーが来るととっても緊張しますし、腕を試されているようですが、でもやはり美しいフレンチあってこそのネイル、描けてこそのネイリストです!ラメもストーンもないと誤魔化しが効かないですからね。
短くてもかっこよく見える!ダサく見えない王道フレンチのコツ
これまで紹介した王道フレンチはロングネイルの話ばかりでしたが、短い爪ではフレンチは似合わないのかと言えばそんなことありません。以下のポイントを押さえればとてもかっこよく見えます。
(1)自分の自爪に近い色のピンクベージュをチョイスし、グラデーションします。マットなカラーだとグラデが難しい上にナチュラルに見えないので、少し透けるぐらいの薄い色を選びます。ここでグラデーションをする理由は、先端のフリーエッジとネイルプレートの境目を消すことを目的としています。
(2)グラデーションを硬化したら細めにフレンチを描いていきます。ここでグラデーションが生きていきます。先ほど境目をピンクベージュで消しているので細くフレンチラインを描くとまるでネイルプレートが長くなったように見えるのです♡
(3)フレンチラインのカーブを意識しましょう。短い爪にカーブをきつくすると変に見えます。緩めのカーブが似合います。
以上のポイントを押さえてフレンチを描きましょう!もしくはネイルサロンでオーダーしましょう!
ゴテゴテのネイルの時代はもはや古いです。シンプルで美しいネイルで洗練された女性になっていきましょう♡